今日のNHKで、倒れた女性を最初に介抱した別の女性が、のちに駅員が持ってきたAEDの使用を止めさせた結果、女性は救急車で運ばれ一命を取り留めた。という内容の事例が紹介されていました。

*別の女性はAEDを使用しないでくださいという趣旨が記載されたものを倒れた女性のカバンから見つけた模様。

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  1. 番組の伝え方

番組の伝え方

わたしは、この番組の伝え方は、10人中8名が「倒れた女性にAEDを使わなくてよかった」と捉えるに違いないと感じました。その結果、AEDの使用をためらう人が出てくるに違いないと思い、番組の構成に問題があると自分の中で確信していました。

AEDは手順に従って使用していれば、AEDを使ってはいけない人には作動しません。それほど賢く作られています。

その番組では10分後くらいに訂正が入っていました。「AEDはためらうことなく使ってください。AEDは使用できない方を判断し作動しません。」というようなことを説明していました。これは番組では現役医師からFAXを頂いたと説明していました。

ちょくちょくリアルタイムで視聴者からのFAXによる訂正や修正、追加が行われているように思えるこのNHKの番組。まさか生放送のリアルタイム感の演出ではなかろうかと疑いを感じるほど、番組の内容に問題があると感じる時が多い(時間をおいて訂正等が行われる)です。

訂正前に視聴を止めた人には伝わらないです。その誤解を招くNHKの放送は。つまり誤った認識を持つ人間を増やしているかもしれれない、と思いました。