売りにしているわけではないのですが、笠原は医師の依頼で診断書等の作成を行っています。

「え?診断書は医師しか書けないのでは?」

と思うかもしれませんが、医師が最終的に確認し署名することを条件に医師以外のものが作成する事が、その他の一定条件を満たしたうえで認められています。

医師事務作業補助者というのがこれに該当します。

診断書の作成は代理ではなく代書と言われています。つまり、医師の確認無くして診断書等を発行する事はあり得ません。診断書の最終責任は医師にあるので、医師も診断書の確認を怠る事はできません。確認をしたうえで医師が署名捺印をし発行が出来ます。

そもそも、医師はカルテをもとに診断書を作成するので、カルテさえあれば医師でない者でも作成が可能です。もっとも、「関係する業務について一定の知識を有した者が行うことが望ましい」と厚生労働省は言っています。

私の感想としては、診断書はまだしも意見書や医療照会の作成はなかなか難しい作業で、カルテだけでは作成できない事が多く、結構骨が折れる作業だからこそ医師が一から作成するのは、医師に対する負担が大きいのでアウトソーシングが出来るようにした方が良いと思っています。

これらの、本来医師が行う事務作業を他の者が行うというのは、医師の事務作業を軽減して診察治療に専念できるようにしようというのが目的だったと記憶しています。