行政書士にもともと黒や白だったりするものを白や黒にする力はありません。
具体的に言えば、最終的に白か黒かを決定するのは役所である官公署です。

税理士も白か黒かを決定する立場にはなく、最終的に判断をするのは税務署です。
弁護士も白か黒かを決定する立場にはなく、最終的に判断するのは裁判所です。

しかし、我々士業の言葉というものは、一般の皆様にとっては税務署や裁判所と同じくらい重く受け止められることが数多くあります。

だからこそ、我々は、その発言に細心の注意を払わなくてはなりません。

そして時事ネタ。環境大臣といえば、トップオブザ環境のはずですが、「年間被ばく量を1ミリシーベルトとしている点について何の科学的根拠もなく時の環境大臣が決めた」というような発言をしたらしいですが、いろいろな理由で叩かれているみたいです。主な理由は1ミリシーベルトの基準を作ったのは国際放射線防護委員会だからだとか。

この件について私見を述べれば、この基準の「科学的根拠」は確かにないと思います。国際放射線防護委員会が定めたという事実に基づくただの「根拠」に過ぎないと思います。